【川崎で通り魔殺人の上に自殺】自殺する人の心理とは何なのか。
地球防衛軍だいすけです。
2019年5月27日、川崎市で凄惨な事件が起きてしまいました。
包丁を2本持って朝の通勤通学を襲い18名もの人を襲いました。
2人の方が亡くなってしまい。
犯人の男も自ら命を絶ちました。
犯人が亡くなってしまった以上、本当の心理はわかりませんが、自殺願望もあり、最初から死ぬつもりで、犯行に及んだのかと思います。
日本の自殺率
日本の自殺率は平成21年から下降傾向にあり平成30年の自殺者数は20,840人の方が亡くなっており、男性68.6%、女性31.4%です。
年齢別に見てみると、意外だったのですが、50代が一番おおく3575人。次いで40代3498人。
なんとなくイメージで「思春期の方の自殺が多いんじゃないか。世界が狭くて絶望してしまうんじゃないか。」と考えていましたがつぎの職業別でなんとなくその答えがみえてきました。
職業別で見てみると無職者が11,776人ともっとも多く、次が被雇用者(会社員やアルバイト)で6,447人、イメージした学生はもっとも少なく812人でした。
自殺の実行すると意識して職場を離れた方もいらっしゃるかもしれませんが、もちろんそればかりではなく。生活苦もあるかもしれません。
自殺の原因
自殺の原因は複合して起こることが多いと言われてます。
- 家族関係
- 職場(学校)関係
- 経済状態
- 男女関係
- 健康問題
その他さまざまな問題をかかえ、自殺する人の大半は鬱状態になり、心を壊してしまいます。
自責の念に駆られ、焦り、どうにもならず絶望し、視野が狭くなります。そこから「死んで楽になる」という決心にいたってしまいます。
よくSNSに死にたい等書いてありますが、本当に自殺する人の心理は、
生きたいけど死ぬしかない。と思っていることが多いそうです。
自殺防止でできる事
もしもあなたの周り、あなた自身で自殺の危険性がある場合。
さまざまな相談ができる機関はあります。
想像よりも効果的で、その機関の抱えてる弁護士がいたり、法的に守ってもらえたりします。
ただ、前述した通り沢山の要因があるため、このページに、ハローワークを紹介すればいいのか、児童相談所を紹介すればいいのか、さまざまな手があります。
では一度ここを覗いてみてはいかがでしょうか。
まずひとりで抱え込まず、誰かに話してください。
人間関係の中、話すことができなければ、こちらの法人で「傾聴」を行ってくれます。
自殺率が1番低い地域、徳島県海陽町
全国でもっとも自殺率の低い県が四国の徳島県であり、その中でも1番低い自治体が徳島県の中でももっとも高知県寄りにある海陽町です。
この自殺率を調査した本があり、内容もとても興味深かったのでご紹介します。
生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由(わけ)がある/ 岡 檀
岡 檀(おか まゆみ/女性)は、コミュニティの特性が住民の精神衛生にもたらす影響についての研究で知られる教育者、研究者。和歌山県立医科大学保健看護学部講師、慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科研究員。「日本の自殺希少地域における自殺予防因子の研究」で博士号を取得した人物であり、その研究成果は学会やマスコミの注目を集めた。日本社会精神医学会優秀論文賞などを受賞。
この本の不思議な所は、「起こらない事の原因を徹底的に調査する」という点であり、著者も最初「なぜ自殺率が低いのか」わからず調査をスタートし、だんだん謎解きのように分かっていくという、面白い本です。
なるほどなーと思った所をピックアップしてご紹介します。
町内での多様性を尊重し、「色んな人がいた方が良い」という文化が根付いているという点。
決して人口の多くないこの町内で、みんなが同じ考えでなくていい。と割り切る文化はとても過ごしやすいと思います。
「病は市に出せ。」
という合言葉のようなものがあり、病を人に話す。この場合の病というのは、病気だけでなく、弱気なところや、人間関係の悩みなど、自分のなかの弱ってる部分を口に出して他の人に言うという文化が根付いています。
そして、とてもおしゃべり好きで、噂話も大好き(笑)ですが。噂話をして、同じ速度で、冷めて、飽きます。そして忘れます。
人間関係がとても剥がれやすいというのが特徴で粘着的ではなく。
人の悩みに過不足無く助けてあげる。
「野暮なことはするな」という言葉もよく使うそうです。
そうですよね。野暮にならないのがいいです。
それに関してはもう一つ
「1回目は許したれ」という言葉もあって、でもこれは2回目からは怒るっていうことでは無く、失敗しても全否定はするな。という意味で使われます。
それぞれが独立して、他者と向き合っているという印象です。
生きる為に、環境選んだり、相談したり、どんな人付き合いするとか。
その判断をするのは結局自分しかいないんだな。と思いました。
突破口を探すことを諦めてはいけません。
辛い時こそ、苦しい時こそ、死を選択してしまう前に出来ること。
沢山あります。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
よかったら読んでみてくださいね!