【四国地震の可能性】内陸部地震の史上最大の地震とは。【スロースリップ】
地球防衛軍だいすけです。
四国の内陸部の地殻変動が、不安定になっています。
産総研のデータセンターを見ると深部低周波地震(体感にない地震)が四国で観測されているのが分かります。
【引用元】産業技術総合研究所
https://gbank.gsj.jp/wellweb/GSJ/index.shtml
地殻変動データをみても徳島県、上勝、阿南という内陸部が週間で4cm隆起しています。
内陸部地震の可能性が出てきました。
山間部では土砂災害等、お気をつけ頂きたくおもいます。
内陸部地震といえば、阪神大震災と思いますが、1891年にもそれと同等レベルの地震がありました。
濃尾地震(1891年)岐阜県で震度7の地震発生
1891年10月28日 6時38分
マグニチュードは8.0。「根尾谷断層帯」が活動した典型的な内陸地殻内地震です。
震度7:福井県今立郡鯖江町、愛知県葉栗郡大田島村、東春日井郡勝川村
死者7,273名
負傷者17,175名
全壊家屋14万2177戸
地割れがおこり家屋は倒壊、震源地付近の山では土砂崩れがおこり、木が全て崩れ落ちハゲ山となっているという証言もありました。
岐阜市やその周辺でも火災が起こり、岐阜の壊滅を伝えた新聞記者の第一報は「ギフナクナル(岐阜、無くなる)であったとも伝えられています。
発生時間が午前6時30分であり、当時の朝食時間であり、ほとんどの人が家の中にいました。
それにより圧死も226名出てます。
そして食事中だった為、火災が多く起こったとも考えられています。
人々が驚いたのは揺れた同時に地面がズレ始めかなり明瞭な断層が姿を表しました。
前兆現象が多かった地震
前兆現象が多かった地震のようで、本震の3日前にも付近を震源にM6.0の地震が起こっており、数日前から【動物の異常行動】や、【地鳴り】も観測されています。
濃尾地震の写真はこちらの岐阜市のページから見られます。被害の甚大さを物語っています。
https://www.pref.gifu.lg.jp/kurashi/bosai/shizen-saigai/11115/siryou/noubi.html
この地震でわかったことが多かった
この地震を受けて、今では当たり前になっている断層地震という知識が明確になりました。
断層調査もこの頃から始まりました。
翌年1892年から幅広い研究が始まり「地震予知」「建物の耐震性向上」「過去の地震史の編纂」などが始まりその後に起きる【1923年関東大震災】を経て東京大学地震研究所に引き継がれる事になります。
関東大震災に関しては以前書いたこちらの記事をお読みください。
【史上最悪の地震】関東大震災 被害者10万人、過去の地震から学べる教訓とは
https://chikyuu.hatenadiary.jp/entry/2019/05/07/140640
日常で出来る防災
あれもやった方がいい、これもやった方がいい。とは思うし、完璧に出来ていればその分助かる確率はもちろん上がりますが、
・ベッドの近くに靴を置いておく
・貴重品を1つのバッグに入れておく
といういつでも出来ることはしておいて貰いたいと思います。
いつ来るかもわかりません。
皆様のご安全を祈っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
皆様のお役に立てればと思います。